「うわ~あぶね、ギリギリ単位取れた。」
TOEIC350点以上を取らなければ落単。そんな中わたしが取得したのは、355点。
そこから約2年半後、TOEIC公開テストで760点を取得できました。
この経験をもとに、TOEICで700点以上取るまでに使ってきた参考書、学習の流れを紹介します!
本記事で分かること
- TOEIC300点台から700点取得のために必要な教材
- 具体的な勉強方法
- 本番までの学習の流れ

本記事で紹介する勉強法から英語学習を始め、今では900点を取得することができました。1ヶ月で300点UP!とかすごいものではないですが、参考になると思うので是非最後までご覧ください!
目次
はじめに

まず、簡単に私の英語学習歴とTOEIC700点取得のための心構えをお伝えします!
(興味ないって方は飛ばしてください笑)
私のTOEIC学習歴
2017年10月、大学で受けたTOEICスコアは355点。
英語学習を始めたのはその一年後。
ですので、学習開始から約1年半後に760点を取得したということになります。
私の場合は、試行錯誤しながらの勉強だったので1年半もかかりましたが、半年あれば700点は必ず達成できます。
全くの初心者でも!
様々な学習法を試してきたわたしがたどり着いた、最短の学習ルートをお伝えしますね!
心構え
必ず達成できる、と言ってもTOEIC700点は楽してとれる点数ではありません。
成果が出ない期間もありますが、根気よく学習を続けることが大切です。
自分を信じて学習を進めましょう!
モチベーションが上がらない...という方は「なぜ英語学習(独学)を3年間続けることができたのか【継続のコツを5つお伝えします】」で継続のコツを紹介しているので参考にしてみてください!
学習の流れ
それでは、TOEIC700点までの学習の流れを見ていきましょう。
学習の流れは以下の通りです。
- 発音(1か月)
- 単語(1か月)
- 文法(2か月)
- 実践練習(2か月)
意外とやることはシンプルですよね??
行うのはこの4つのみでOK!
「なんで発音!?」と思うかもしれませんが、その理由は後でお伝えします。
おすすめの教材
上記の学習を進めていくにあたって、おすすめの参考書を紹介します!
どれも実際に使ってきたものなので、自信をもっておすすめできます。
発音編
「英語耳」
発音学習の定番書籍です。これ一冊あれば、発音の基礎は完璧!
単語編
「出る単特急金のフレーズ」
TOEIC単語といったら「金フレ」というぐらい有名。これ一冊を完璧にすれば800点も夢ではありません。
「文の中で単語を覚えたい!」という方には、以下の単語帳がおすすめ。
「出る単特急金のセンテンス」
「著者は全く同じですので、どちらを使用するかは好みです。
ポイント
「TOEICの単語以前に、基礎的な単語が不安」そんな方は、ターゲットシリーズがおススメです!
文法編
「ENGLISH GRAMMAR IN USE」
この文法書は全て英語で書かれています。
ですが、中学英語が理解できるならば問題なく読み進めることができます。
学校で習うと難しく感じる現在完了や仮定法がスッと理解できますよ♪
個人的にこの文法書はかなりおすすめです!今でも辞書のように使っています。
「一億人の英文法」

全部英語で書かれているのなんて、できる気がしない...
そんな方には、「一億人の英文法」がおすすめ!
イラストが豊富で「イメージ」と「感覚」で文法を学べます。
「新TOEICTEST 文法特急」
TOEIC文法の定番書です。様々なTOEIC文法問題に触れることができます!
実践編
「TOEIC 公式問題集」
TOEIC本試験を作成しているETSが作成した公式問題集です。本番さながらの試験を行うことができます!
TOEICの問題には傾向がありますので、まずは最新のものから買いましょう。
以上がおススメの参考書です。
最低限で臨みたい。という方は、以下の書籍だけは揃えましょう!
- 金のフレーズ + ターゲット1900(中・高レベルの単語が不安な方)
- 一億人の英文法 or ENGLISH GRAMMAR IN USE
- TOEIC公式問題集
「発音の参考書ないじゃん」って思った方もいると思います。
発音の教材は、無料でおすすめできるものがありますので後で紹介しますね♪
具体的な実践方法

ここからは、各項目具体的な勉強方法をお伝えしていきます。
まず質問です。
あなたは「she」と「see」、「right」と「light」を正しく発音できますか?
NOという方は発音学習から学んでいきましょう!
発音編
なぜTOEICの学習で発音を学ばないといけないのか…
それは、自分が発音できない単語や文は聞けないからです。
ここをしっかり押さえておくことで、今後の英語学習に必ず役立ちます!地味な練習ですが頑張りましょう!
発音学習で押さえておきたいことは以下の3つ。
- 発音記号とその音を覚える
- 音のつながりによる変化を知る
- ひたすら音読を繰り返す
発音記号とその音を覚える
まずは発音記号をすべて覚えましょう!発音記号は約40個ほどしかないのですべて覚えるのに1日かかりません。
CDと口のイラストが付いていますのでそれらをマネして、発音練習を繰り返し行いましょう。
音のつながりによる変化を知る
発音記号が覚えられたら、音の変化の規則を学びます。
ある程度ゆっくりなら聞き取れるのに、少し自然な速度になるだけで聞き取れなくなった。
という経験がある人も多いと思いのではないでしょうか?英語は単語同士がつながると、音が消えたりつながったりします。
音の変化には、以下のようなパターンがあります。
- 語尾の子音と語頭の母音がつながる
- 同じ子音が連続するときは2つ目だけ発音する
- 語尾の子音(破裂音)が消える
- あいまい母音[ə]は消失気味になる
- [t]は日本語の「ラ行」に近い音になる
「子音、語頭、あいまい母音?何を言っているのかわからない…」という人もいるかとは思いますが、大丈夫。
私も初めは全く意味が分かりませんでした(笑)
「英語耳」には例文がたくさん入ってるので、感覚で練習できます!安心してください!
ひたすら音読を繰り返す
発音記号、音の変化を頭に入れたら後は練習あるのみです。例文も載っていますのでそれらを使って無意識にその音が出せるまで繰り返し練習しましょう!
発音練習は、Siriを活用することをおすすめします!iPhoneの設定を英語にすることで、Siriと英語のやり取りができます。
最近のSiriはすごく高性能ですので、発音チェックには最適です。手始めに、「she」と「see」「right」と「light」を試してみてはいかがでしょうか?
先ほど「無料で使える発音練習教材がある」とお伝えしました。
「【全てに音声付き】英語の発音を良くしたいなら「発音記号」を覚えよう」というサイトがかなりおすすめです。
発音のコツ、実際の音声も聞けます。ぜひ活用してみてください!
英単語編
このような単語学習をしている人は今すぐやめましょう。
注意
- 1章の単語をすべて覚えるまで次に進まない
- 紙に書いて覚える
どんな単語帳を使うにせよ、一番重要なのは周回数です。
上で述べたような単語学習は圧倒的に効率が悪いです。
単語を目にする回数が増えれば増えるほど自然と覚えていきます。少なくとも1つの単語帳を10周はしましょう。
わたしは以下のような方法で単語を覚えています。
- 知らない単語にチェック✔をいれながら1周する(CDもしくは発音記号は必ず確認)
- チェック✔のついているところを復習し、3秒以内に答えられたらを消す
- 2をチェックがすべてなくなるまで繰り返す

最近(12月)は、知らない単語に✔ではなく、知っている単語に✔をいれてやっています。
いろいろな方法を試しながら、自分に一番適している方法を探してみてください。
発音記号を覚えたことで、単語帳の発音記号を見るだけで適切な発音ができるようになっているはずです!
こんなところでも、効果を発揮します。
英文法編
次は文法の勉強方法です。
基本的には単語学習と同じで、頭に入るまで何周もすること!
手順は以下の通りです。
- とりあえず一通り読んでみる
- 2週目以降はオリジナル例文を作りながら各文法を学習していく
- 作った例文を何度も音読する
少しだけ違うのは、文法項目の内容に合ったオリジナル例文を作成することです。
「めんどくさ。」「そんなのできない!」と思う人もいるかと思いますが、シンプルで構いません。
例えば、現在完了の単元でこんな例文があります。
We've been to Machu Picchu.
(私たちはマチュピチュに行ったことがあります)
これを自分なりにアレンジするとこんな感じ。
I've been to London.
私はロンドンに行ったことがあります。
どうですか?シンプルですよね。
主語をIに変えたり、場所の名前を変えたりするだけでOKです。
でもこれだけで、定着率が全然違います!ぜひ試してみてください!
ある程度文法ができるようになったら「新TOEICTEST 文法特急」等を利用して力試しをしてみると、モチベーションの維持につながります。
実践編(公式問題集の使い方)
ここまできたら問題を解くのみです。公式問題集も一度やっただけでは終わりません!
全体としての流れは以下の通りです。
- 時間を計って解く
- 時間内に解けなかった問題を解きなおす(答えを見る前)
- 答え合わせをする
- 復習をする
- 音読、シャードーイングする
- 二つ目の模試に挑戦
- 1~4を行う
- 2週目
時間を計って解く
実際のTOEICの形式に慣れるために、本番と同じように時間を計って問題を解きましょう。
時間内に解けなかった問題を解きなおす
時間内にすべてを解き終わることはとても難しいです。
自分の今の実力を知るために、答え合わせをしたい気持ちをぐっとこらえて、解けなかった問題に取り組みましょう。
答え合わせをする
時間内に解けなかったところはカウントせずに、採点します。
思った以上に点数が取れていないと思います。
ですが心配いりません。ここからの復習次第で伸びるか伸びないかが大きく変わります。
悔しい気持ちを、全て復習に注ぎましょう!
復習をする
正解の根拠は何か、どんな文章だったのか、時間をかけて答えを読み込みます。
目安としては、試験時間の2倍。約4時間ほど。
音読、シャードーイングする
正解の根拠が分かっただけで、復習は終わりません。
長文問題を音読、リスニング問題をシャードーイングしましょう。
ここ、かなり大事です。
リスニングに特化した教材を提案しなかった理由として、700点は復習に本気で取り組むだけで必ず到達できるからです。
最新の公式問題集にはなんと、長文の音声もついてきます。(これは本当にありがたい)
ネイティブの音声を利用して、シャドーイングを行いましょう!一つの文で10回は行えば無敵です。
わたしは、通勤中の車でTOEICのリスニング問題を2か月ほどずっと流していました。
音声はいつでもきけるので、隙間時間を利用して復習にあてるのもよいですね!
シャドーイングのやり方はここでは取り上げませんが、Atsuさんの動画が参考になります!リンクを貼っておきますね♪
2つ目の模試に挑戦
公式問題集には2回分の問題が入っているので、しっかり復習できたら次の問題に取り組みましょう。
取り組み方の流れは1回目と全く同じです。
2週目をする
公式問題集は1回やったら終わり。ではありません。2周目も必ずやってください。
おそらく、満点は取れないです。解き終えたら、どこがダメだったのか、しっかり復習しましょう。やり方は1回目の復習と同じ。
面倒なようですが、これが一番シンプルで最強なやり方です。
ここまで終えているころには、もう700点が見えてきている頃だと思います。
最後に、追い上げのテクニックをご紹介します。
本番約1週間前には

本番約1,2週間前に、下記の参考書に取り組むことをおすすめします!
「TOEIC L&Rテスト直前の技術」
TOEICテストに臨む際に知っておくと必ず役に立つノウハウが詰まっています!
これを読んでおくことでスコアは確実に上がります!
本番前日や、当日にやれることは「TOEIC前日・当日の悪あがき(まだやれることはある!)」に書いてありますので、参考にしてみてください。
まとめ
長くなりましたが最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
自分の今までの経験から様々な学習法を紹介してきましたが、一番大切なことは「毎日必ず英語に触れる」ということです。
たった5分でも構いません。その積み重ねが、自然とあなたの英語学習習慣を作っていきます。
今回紹介した学習法は、TOEICだけにとどまらず、あなたの英語ライフを切り開いていけるものだと私は信じています。
目標のスコアを達成した後も、英語学習を続けてくれることを願ってます!
必ず700点は突破できます。良い報告を待っています!自分を信じて頑張ってください!
※追記(2020年12月)
700点の次は、800点、900点を目指しましょう!私が900点取得までにかかった時間・勉強法について書きました。
「TOEIC800点から900点までにかかった時間と勉強法まとめ」
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TOEIC800点から900点までにかかった時間と勉強法まとめ
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