- 職務経歴書の書き方がわからない
- 教員の業務の幅が広すぎてどこをアピールしたらいいの?
- 職務経歴書を書くときに使える例文が知りたい
こんな悩みにお答えします。
「教員の転職は難しい」と言われているせいか、インターネットに教員用の職務経歴書や転職方法に関する情報はあまり多くありません。
本記事では、教員からの転職を考えている方のための職務経歴書の書き方についてお教えします。
記事を読めば以下のことが分かります。
記事を読んでわかること
- 履歴書と職務経歴書の違い
- 教員の職務経歴書の書き方
- 実際に私が使用した例文(書類選考通過率100%)
今回紹介する職務経歴書を使用して教員からエンジニアへの転職を成功させています。
特に若くして転職を考えている方は必見です。
今回は実際に使用した職務経歴書の全文をお見せしますので、参考にしてみてください。
職務経歴書とは
職務経歴書は、応募者が過去に携わっていた具体的な業務や、応募者のスキルを知り、仕事に対する実務能力を知るための書類です。
いわば、「どれぐらいの仕事の能力があるか」を見るための書類で、必要な能力を持った人材か判断する材料になります。マイナビAGENTから引用
RECRUITAGENT職務経歴書サンプルを見てみましょう。
以下のようなものが一般的な職務経歴書になります。
フォーマットはいろいろありますが、今回はRECRUITさんのもので話を進めていきます。
職務経歴書を読めば「どんなことができるか」が分かる内容にしないといけないってことですね!
履歴書との違い
転職を考える際。必ずと言っていいほど必要になるのが「履歴書」と「職務経歴書」ですよね。
皆さんは履歴書と職務経歴書の違いを知っていますか?
転職を成功させるためにまず、2つの違いを整理しておきましょう。
- 職務経歴書:これまでの業務経験と今後の業務で活かせるスキルを確認するためのもの
- 履歴書:応募者のプロフィール確認のためのもの
就活でどちらが大事かと言えば、圧倒的に「職務経歴書」です。
書類選考に使用されるのは「職務経歴書」だからです。
履歴書は、決まったフォーマットがあるため、どの履歴書も基本的には同じ構成になっています。
他の応募者との比較をするのに、職務経歴書は最適なのです。
職務経歴書の書き方
では、教員はどのように職務経歴書を作成していけばよいのでしょうか?
最初にお伝えしておくと、「書けることはかなり少ない」です。
ですが採用担当受けの良い職務経歴書を書くために必要なポイントを押さえれば問題ありません。
職務経歴書の構成は以下のようなものが一般的です。
- 職務要約
- 職務経歴
- 保有資格
- 自己PR(アピールポイント)
各パートの書き方や注意する点を見ていきましょう。
職務要約
今までの経歴や職務を2~4行でまとめます(書きすぎ注意!)
教材研究やICT活用、新しいことへの取り組みなど実際にご自身が一番力を入れていた取り組みなどを入れると、採用担当の目を引くことができます。
なくても問題ありません。(ちなみに私は入れてません(笑))
○○大学(〇○科)を卒業後、2019年4月より愛知県教育委員会にて○○小学校の教員として勤務をしています。主に教科指導やクラブ、委員会活動の指導監督を経験しています。
私の実際の職務要約です。無難な内容ですが、これぐらいでも十分です。
経験年数の長い方は、もう少し長く書けると思います。
職務経歴
自身の職務での経歴を記入します。
正直、教員の経歴欄ではほかの応募者の方と差をつけることは難しいです。
一度取り組んだ方はわかるかと思いますが、本当に「書くことがない」のです。
RECRUITの例文をもう一度見てみましょう。
売上1億2千万円 達成率:100.5%
売上3億1千万円 達成率:120.0%
教員の場合、例文のような実績を用いて自身のスキルをアピールすることが難しいです。
ですので教員の方が職務経歴を書く際は、以下の点のみ意識しましょう。
- できるだけ読み手に具体的な仕事のイメージが伝わるよう工夫する
- 事実を書く
- 事実を具体例を挙げながら述べる(主観ではなく客観)
当たり前ですが、事実を書きましょう。面接の際、職務経歴の欄からの質問も実際にいくつかあります。
また、採用担当者の方々は、想像以上に学校のことを知りません。
実際の仕事のイメージが伝わるように、具体例や事実を客観的に述べるようにします。
私は1年だけでしたので、実際に書いたのはこれだけです。
数年間の経験・学校の移動がある方は枠を増やし、意識していた点・工夫した点も詳しく書きましょう。
例えば、こんな感じです。
取得資格
教員免許や運転免許など、所有資格を記入する欄です。
大学の時に受けたTOEICのスコアなどは記入する必要はありません。
卒業後などにTOEICなどの英語関連、簿記、ITパスポート等の資格を取得している場合は積極的に記入しましょう!
もし、転職活動時期(12月ごろ)まで時間があるなら、有名な資格の勉強を行うのもおすすめです。
特に若い方は「忙しい中自ら学ぶ向上心がある!」と評価されやすくなります。
現在進行形で勉強している資格を書くのもアリです。
以下の記事に転職に役立つ資格をまとめています。よかったら参考にしてください。
参考:教員からの転職は難しい?|結論:不利だけど転職は十分可能
教員からの転職は難しい?|結論:不利だけど転職はできる
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自己PR
自己PRが一番大事な部分と言っても過言ではありません。
あなたがどんな強み・スキルを持っていて、会社に来たらどんな風に活躍してくれるか、そんなことを想像させるように書きましょう。
自己PRを書く際は、以下の流れを意識して書きましょう。
- 自分の強み、できることを端的に記入
- それを裏付ける実際のエピソード(身についた力を入れながら)
- どんな力がつき、どう貢献していけるか
私が実際に私用した自己PRです。参考にしてください。
自分の強みの探し方など、自己PRの書き方や考え方については、以下の記事にて詳しく解説しています。
実際に使用した職務経歴書
以下、私が実際に使用した職務経歴書です。一つの参考程度にはなるかと思います。(学校名などは伏せてあります)
忙しくて職務経歴書を考える時間がない
職務経歴書の書き方を一通りお伝えしてきました。
とは言っても、「忙しくてそんなに悩んでいる時間がない」という方もいると思います。
そんな方は、転職エージェントを有効活用しましょう。
実際に私が使用したのはRECRUITAGENTです。
求人選びから内定獲得まで面倒を見てくれます。下記のような転職サポートが無料で受けられます。
- 担当のアドバイザーがついてくれる
- 職務経歴書等の添削
- 面接のアドバイス
- 電話での相談も可能(忙しい先生にピッタリです)
転職したいけど一歩が踏み出せないという方は転職エージェントに登録してアドバイザーの方と一度話してみることをおすすめします。
教員からの転職は難しいといわれていますが、そんなことはありません。必ず実現できます。
皆さんの転職の成功を願っています!
最後までありがとうございました。