「教員の転職は難しい」、「教員を辞めるなんてもったいない」ってよく言われてるけど、実際転職をするメリットって何なんだろう…
こんな悩みにお答えします。
本記事では
教員を辞めて良かった5つのこと
をお伝えします。
元教員→現エンジニアとして働く私が考える、転職をして良かったことをお伝えします。
教員を辞めて良かったこと
教員を辞めて良かったことは、以下の5つです。
- 心身が健康になった
- 昼食をゆっくり食べられるようになった
- 自身のスキルアップに費やせる時間が増えた
- ビジネスについて考えることができるようになった
- 2つの世界を経験できた
心身が健康になった
教員として働いていたころ、日曜の夜、サザエさんを見るのが苦痛でしかありませんでした。サザエさん症候群重症です(笑)
「明日から教材研究・行事の準備・日々の授業の準備…やることがいっぱい」と毎週毎週、つらいイメージで頭がいっぱい。
日々、やりたいことをやる時間もなく、正直いっぱいいっぱいでした。
転職をした今、自分のやりたいことをやることができるし、日曜の夜の憂鬱さもほとんどなくなりました。(仕事かぁとは思いますけどね)
昼食をゆっくり食べられるようになった
教員の時と現在の休憩時間を比べてみましょう。
教員 | 会社員 |
休憩ほぼなし | 適度な休憩 |
5分で昼食 | 1時間のお昼休み |
小学校の教員として働いていたので、給食は一緒に食べなければいけません。
毎日5分ほどで給食を食べ終え、テストの採点・提出物チェック・授業準備...
くつろげる時間は1分もありませんでした。
子どもたちが帰った後も山ほど仕事がありましたからね...
民間企業では、たいてい1時間程度の昼休憩があります。
衝撃的でした。逆に罪悪感を覚えたほどです(笑)
今ではゆとりのある昼休憩をとることができており、昼寝をしたり、単語の勉強をしたり、有意義な昼休憩を過ごすことができています。
自身のスキルアップに費やせる時間が増えた
言わずもがなですが、教員の仕事量は半端なく多いですよね。
違う環境で働いてみて、改めて実感しています。
「やりたくないこともやらないといけない」って時もありますが、教員はそれが多すぎる。
教員時代は準備が追い付かず、毎週のように土日を準備に費やしていました。
教員時代と今の生活時間を比べてみました。
教員 | 会社員 |
5時起床 | 5時起床 |
7時出勤 | 9時出勤 |
19~20時退勤 | 18時退勤 |
土日授業準備 | 土日休み |
単純に3時間ほどの差があることが分かって頂けるかと思います。
一週間で約21時間もの差が生まれます。夢が膨らみませんか?
日々の生活にゆとりができたので、ブログを書いたり、TOEICで900点を取得するための勉強に時間を注ぐことができました。
もちろん、家族と過ごす時間も増えました。
ビジネスについて考えることができるようになった
教員時代から本はかなり読む方だったので、ビジネスについては多少なりとも知識があるつもりでした。
しかし現実は甘くなかったです。現場は全く違っていました。
「知っている」と「できる」は天と地ほどの差があるということを痛感......
日報の書き方、ビジネス文書の書き方でこっぴどく指導を受けました。
他にも、名刺交換などのビジネスマナーや情報管理の徹底ぶりなど、教員の世界との大きなギャップに驚かされる毎日。
ですが、そのおかげでビジネスの世界を身をもって経験することができ、日々学びながら仕事をしています。
教員と民間企業という違いもありますが、教員は市場価値0と言われてしまうのも納得せざるを得ませんでした。
2つの世界を経験できた
とは言っても、教員の立場になってものを考えることができるというのも良い点の一つだと思います。
教員は世間知らずだといわれていますが、逆に民間の方々は教員のことを知らなすぎるのです。これも一つの大きな発見でした。
教員という仕事のすごさ、すばらしさを改めて感じました。現場で頑張っている先生方を心から尊敬しています。
戻りたいとは思わないですけどね(笑)
教員を辞めて思うこと
「勉強とか自己研鑽ばっかりじゃん!」と思う方もいると思います。
また、人によってはあまり良い点としてとらえられないかもしれません。
ですが結局は、日々技術や知識を広げていかなければ、ビジネスの世界で生き残っていくのは厳しいのです。
転職をしても残業があるところはあるし、雑務ばかりのところもあります。
私が書いたように、すべてが好転するわけでもありません。
実際給与は100万近く落ちましたし教員と比べると安定もしていません。
それでも、私が後悔をしていないのは、「転職で好きなことを見つけることができたから」です。
教員にも民間にも、それぞれ良い点はあります。
それらを天秤にかけたうえで、それでも転職をして新しい挑戦をしたい、キャリアを積みたいと思うならば、転職活動を始めたらよいと思います。
当サイトでは、教員の転職に役立つ情報をいくつか発信しているので参考にしてみてください。