英語が話せるようになりたい。でも中々話せるようにならない。どんな勉強をしたら話せるようになるの?
本記事ではこんな悩みに答えます。
英語が話せるようになりたい
多くの英語学習者が一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
わたし自身も「話せるようになりたい」と考え2年ほど勉強してきましたが一向に話せるようになりませんでした。
ですが、3年目に本記事で紹介する3つのスピーキング勉強法を実践したところ、以下のようなレベルまで話す力をUPさせることができました。(本業は英語を使う仕事ではありません)
- オンライン英会話では25分丸々話し続けることができる
- 会社の外国人とコミュニケーションが取れる
- TOEICスピーキングテスト170点
日本生まれ日本育ち、海外経験0(旅行もない)。
こんな私でも英語が話せるようになった効果のある学習方法を本記事ではお伝えします。
「もし今自分が勉強をやり直せるならこうする」という観点から書きました。特に話す力が中々伸びないと考えている方には必ず役に立つと思います。
是非参考にしてください。
本記事でお伝えする内容は以下の通りです。
ポイント
- 英語が話せない人に共通すること
- 英語が話せるようになるための3ステップ
- 話す英語力をUPさせるたった3つの勉強法
英語が話せるようにならない人の特徴
そもそも、なぜ英語が話せるようにならないのでしょうか?
約3年間、多くの英語学習者を見てきましたが、英語が話せるようにならない人には以下のような特徴がありました。
- 話すための勉強をしていない
- 話す機会が圧倒的に足りていない
- 学校英語を言い訳にしている
- 英語を英語のまま考えられるようにならないといけないと思っている
- 失敗を恐れている(完璧主義)
一つでも当てはまっている人はこのまま英語を勉強し続けても話せるようにはなりません。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
話すための勉強をしていない
「何を当たり前のことを言ってるんだ」
そんな声が聞こえてきそうですが、私はドンピシャで当てはまっていました。
- 話せるようになりたいのにTOEICの勉強をする
- 話せるようになりたいのに座学(単語や文法)ばかりやっている
1年前の私は上記のような感じでした。
このような状態にいる人は少なくないと思います。
TOEICが無駄だとは言いませんが、TOEICの勉強だけをしていても一生話せるようにはなりません。
学校英語を言い訳にしている
「学校で話すことを学ばなかったから話せないんだ」
「小学校の時に学校で英語やってくれてれば話せたのに」
確かに一理ありますが、これらを言い訳にしている方は要注意です。
もちろん、年を重ねてからの英語学習はハードルが高いです。
しかし、高校生や大人になってから英語が話せるようになった人を何人も知っています。
何かと言い訳をする人は中々英語力が伸びません。
英語に限った話ではないですけどね(笑)
話す機会・量が圧倒的に足りていない
あなたは1日にどのくらいの時間英語を話していますか?
おそらくほとんどの人が5分も話していないのではないでしょうか?
英語だけに限らず第二言語はスポーツと同じで、1日話していないだけで話す方法を忘れてしまいます。
毎日最低30~60分は話す時間を取らないと「英語が話せる」ようにはなりません。
正直60分でも少ないぐらいだと個人的には思います。
英語を英語のまま考えられるようにならないといけないと思っている
「英語を話すには英語を英語で考えないといけないんでしょ?」
こう思っている方も多いのですが、ここも大きな落とし穴なんです。
日本人で英語を話せる人全員が「英語を英語で考えている」わけではないのです。
こちらの動画をご覧ください。
タクシードライバーの中山さんは英語力0からここまでスピーキングレベルを上げた方なのですが、「今でも瞬間的に日本語から英語に訳しているだけ。」このように言っています。
実際わたしも同じで、英語を話しているときは瞬時に日本語→英語に直しているだけなのです。
もちろん、最終的には英語→英語がベストなのですが最初から出来るわけではないので深く考えすぎないようにしましょう。
失敗を恐れている(完璧主義)
日本人に多いのが完璧主義者です。
外国の方と会話をしていて、「英語力をアップさせる一番の要因はなんですか?」と聞くと多くの場合、
自信を持つこと
という言葉が返ってきます。
学校教育の影響もあってか「英語は完璧に話さなければいけない」、「発音に自信がなく英語を話すのが恥ずかしい」こんな呪縛にとらわれている方が非常に多いです。
実際わたしもそうだったんですけどね(笑)
有名な話ですがネイティブでさえ文法が適当な時は多々あります。
「伝わること」が一番大事なのですから、まずは間違いなど気にせずとにかく話すことが非常に重要です。
あっちゃんのYoutubeを見るとその大事さをわかっていただけると思います。やる気ももらえるので一度見てみることをおすすめします。
そもそも「英語が話せる」とは
話すための練習に進む前に一つ確認です。
「英語が話せる」とはどんな状態のことを言うのでしょうか?
わたしが尊敬する二人の英語学習者の方は以下のように定義しています。
今言いたい英語フレーズ”が瞬時に出てくる能力(新井リオさん)
「英語の知識」を「素早く組み合わせる」ことができる(ATSUさん)
無い脳みそからひねり出した結果、「単純に2人の定義を合わせたら最強じゃない?」と思い、私の中でスピーキング力をアップさせるための基盤が出来上がりました。
「英語の知識」を「素早く組み合わせる」ことができ、「今言いたい英語フレーズが瞬時に出てくる」
「これを意識して学習しよう!」
ここからスピーキングの勉強にフォーカスするようになりました。
さらに、話せるようになる自分を目指すにあたって、まずは自分なりの目標(どのくらいのレベルを目指すのか)を決めるのが大事です。
- ネイティブと日常会話ができるようになる
- 会社で外国人とディスカッションが出来るようになる
- 道で外国人に話しかけられても困らないぐらい話せるようになる
自分なりに「どんな状態になりたいか」まで明確に考えられると伸びも格段に変わってきます。
とりあえずここまで、まとめておきます。
- 英語が話せるとは「英語の知識」を「素早く組み合わせる」ことができ、「今言いたい英語フレーズ”が瞬時に出てくる」こと
- 勉強を始める前にどのくらいのレベルを目指すのかを決めておく
上記2点を押さえたうえで、ここからは話すための学習に進んでいきましょう。
英語が話せるようになるための3ステップ
このステップはATSUさんの
「英語の知識」を「素早く組み合わせる」ことができる
を満たすために必要な段階です。以下の3段階で学習していきます。
- 発音記号を覚える
- 単語・文法学習
- 話すトレーニングをする
それぞれ見ていきましょう。
1 発音記号を覚える
最初は発音から勉強することをおすすめします。
発音を先に勉強することによって、きれいな発音が身につくので「発音が悪くて恥ずかしい」という先ほどのデメリットにも対応できます。
「発音上手だね」って言われると嬉しくなり、勉強のモチベも上がります。
更にはリスニング力UPにもつながるのでいいこと尽くめです。
発音の学習にお勧めの教材は以下の2つです。
どちらの教材も詳しく解説されているので、解説の通り進めていけば基礎的な発音は完璧になります。
2 単語・文法学習
次に英会話の土台となる単語・文法を学習していきます。
それぞれおすすめの教材を紹介します。
単語学習におすすめの教材Distinction2000
様々な単語帳があるのですが、必要な単語をほぼすべて網羅できる単語帳です。
今までになかった単語帳で細かく発音記号や実践的な例文が載っています。
実際の会話で使える例文ばかりなのでスピーキングに応用することも可能です。
文法学習におすすめの教材一億人の英文法
こちらはベストセラーになっている文法書です。
これ一冊で感覚的に英文法を学ぶことができます。
違う系統の参考書を使用したいと思っている方はGrammar in Useがおすすめです。
「すべて英語で書かれているので「英語を英語で理解する力」をつけることができます。ボリュームがすごいのでやる気のある方はどうぞ」
ちなみに、私はGrammar in Useをメインに使っていました
3 話すトレーニングをする
さて、1,2でスピーキングの土台を作ったら、あとはトレーニングを繰り返すのみです。
行うことについては次の章で詳しく解説していきます
話す英語力をUPさせるたった3つの勉強法
今回紹介する「話す英語力をUPさせる3つの方法」は1年以上、今でも続けているものばかりです。
確実にスピーキング力UPに効果があった!と言えるものを厳選しました。
以下の学習法はほとんどアウトプットなので、先ほどの単語・英文法学習と並行して進めるのがおすすめです。
- 英語日記
- 瞬間英作文+ひとりごと
- オンライン英会話
これらさえ継続できれば、「英語が話せない」からは100パーセント脱却できます。
具体的に見ていきましょう。
オンライン英会話
オンライン英会話は最高のアウトプットの場です。オンライン英会話なくして、英語が話せるようにはなりません。
今では技術や環境が進歩し、格安でオンライン英会話を受講できるようになりました。
コーチングや英会話スクールなども流行っていますが、正直格安のオンライン英会話で十分話せるレベルまで到達できます。
後ほど紹介する2つの方法と合わせて行うことでスパイラル的に英語力をUPさせることができますよ。
おすすめのオンライン英会話関連記事
>>【DMM英会話は効果アリ!】9か月(6000分)続けてきて感じた英語力の伸び
「初心者向けのオンライン英会話を教えてほしい」という方におすすめなのが『英語マイスター』の以下の記事です。『診断チャート』を活用することでたったの10秒であなたにあったオンライン英会話を決められますよ!
参考:初心者におすすめのオンライン英会話トップ5を徹底比較【診断チャートつき】
英語日記
英語日記はただ英語で日記を書くだけでなく、現代の機能をフル活用したハイブリッド型の英語日記です(勝手にそう呼んでいます笑)
この学習法は、新井リオさんが出版した「英語日記BOY」に記載されているものをそのまま実践したものになります。
「英語を話せるとは」で以下の文を定義をしていたことを思い出してください。
「今言いたい英語フレーズ”が瞬時に出てくる」
ハイブリッド型の英語日記をざっくり説明すると、英語日記は自分自身のオリジナルフレーズをストックし、使えるようにするための練習です。
具体的なやり方は書籍、または下記の記事を参考にしてみてください。
参考記事>>【9か月実践】英語日記Boyのやり方と効果|実際の日記もお見せします!
瞬間英作文+ひとりごと
オンライン英会話、英語日記だけだと、そもそも文を作ることができない。
こんな壁に当たると思います。それを解決してくれるのが瞬間英作文と独り言です。
やることはとってもシンプルです。
- 「瞬間英作文」の書籍を活用し、簡単な英作文を瞬時に作るトレーニングをする
- 瞬間英作文で学習した表現を活用して身近なものなどを独り言で話してみる
- 英語日記で学習した内容を活用して日記を書く
- オンライン英会話で実際に使う
図にするとこんな感じ
英文法+単語+発音が土台で、瞬間英作文で瞬発力、英語日記で作文力、オンライン英会話でアウトプットというイメージです。
独り言が外にあるのは、常にやってほしいからです。
独り言であれば、シャワーを浴びているとき、皿洗いをしているとき、洗濯をしているとき、通勤・通学をしているときどんな時でも行うことができますよね。
最初は何も言えないかもしれませんが、徐々に出来るようになっていくので心配しないでください!
このような全体図をイメージしてスピーキングの練習を続けていると、段々自分の言いたいことが言えるようになってきます。
+α POD(パワー音読)
更に余裕がある方はPOD(パワー音読)という方法にもチャレンジしてみると「マンネリ化」が防げます。
PODを簡単に説明すると「感情と文章を直結させるためのトレーニング」と言えます。
先ほど紹介した、タクシードライバーの中山さんも実際に導入している練習方法です。
私も英会話前のウォームアップとしてやっています。日々の勉強のアクセントとしてうまく活用してみてください!
関連記事>>最強のTOEICリスニング対策、パワー音読をやってみよう!(L:490点取れました)
オンライン英会話初心者に最適な勉強法3選!
オンライン英会話の比較についてまとめたサイトを運営している、オンライン英会話比較Plusさんの記事を監修させて頂きました。
「オンライン英会話をどうやって受けたらいいのか分からない」
「オンライン英会話の効果を感じられない」
当てはまる方はぜひ以下の記事をチェックしてみてください。
オンライン英会話初心者に最適な勉強法3選!勉強を習慣化させるコツを徹底解説
一つ一つこなしていけば、確実話せる力が見につきます。
お得な情報盛りだくさんなので、必見です。
まとめ
英語が話せるようにならない人の特徴
- 話せる勉強をしていない
- 話す機会が圧倒的に足りていない
- 学校英語を言い訳にしている
- 英語を英語のまま考えられるようにならないといけないと思っている
- 失敗を恐れている(完璧主義)
英語が話せるとは
「英語の知識」を「素早く組み合わせる」ことができ、「今言いたい英語フレーズ”が瞬時に出てくる」
どのくらいのレベルを目指すのかを決めておく
話す英語力をUPさせる3つの方法
- 英語日記
- 瞬間英作文+ひとりごと
- オンライン英会話
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
今やり直せるならこうやってスピーキングを学ぶだろうという観点から本記事を書きました。
わたし自身、3年間英語学習を国内で続けてきて、多くの時間を「スピーキング」以外に使ってきました。
「話せるようになりたいんだけど、何をしたら話せるようになるか分からない」
→結局TOEICや英検など、資格の勉強に集中してしまい一向に「英語が話せる」ようにならない
こんな以前の私のような状態の方は大勢いると思います。そんな方の力に少しでもなれたら嬉しく思います。
資格の勉強ももちろん大事ですが、話せるようになりたいという方は本記事で紹介した3つ+αの方法をぜひ試してみてください。
3か月も続ければ別人のように英語が口から出やすくなっているはずです。
本記事が少しでも役に立てば幸いです。
継続が苦手な方へ 本記事で紹介した書籍まとめ