
ラジオ英会話を始めようと思ってるんだけど、どうやって進めたら良いか分からない。効果的な勉強法が知りたい。
そんな悩みを解決します。
本記事のでは以下のことをお伝えします。
本記事でわかること
- ラジオ英会話の勉強方法
- ラジオ英会話を聴く方法3選
- ラジオ英会話継続のコツ
私はTOEIC355点の頃にラジオ英会話を始めました。約1年続けてTOEIC760点を取得。現在は935点。
今回紹介する勉強法は今振り返ってみても「確実に効果のあった方法」と言い切れますので、是非参考にしてみてください。

ラジオ英会話講師、大西泰斗先生は約3年ほどラジオ英会話を担当していますが、テキストの構成はずっと同じです。
なので、どの月から始めても問題ありません。
ラジオ英会話の対象レベルと効果

ラジオ英会話で勉強を進めていくにあたって、まずは対象のレベルと効果を確認しておきましょう。
ラジオ英会話の対象レベル
語学力のレベルを表すCEFR(セファール)を用いると、ラジオ英会話はB1の中級レベルにあたります。
TOEICで言うと、550点ほどのレベルです。

ですがあくまで目安です。
TOEIC355点だった僕でもできたので、多少の覚悟さえあれば十分取り組めると思います。
自分のレベルに合わないと思ったら「基礎英語」から始めてみるのもいいかもしれません。
ラジオ英会話の効果
ラジオ英会話の主な効果は2つです。
ラジオ英会話の効果
- 文法をイメージで理解できるようになる
- とっさに英語が出てくるようになる
ラジオ英会話はかなり万能で文法・単語はもちろん、スピーキングやリスニング力も効率よく楽しく伸ばしていくことができます。
ラジオ英会話の勉強方法
ここからはラジオ英会話の勉強方法について詳しく解説していきます。
ラジオ英会話の音声は必ず用意しましょう。
音声を聴く方法は後でいくつかご紹介しますね。
ラジオ英会話を用いた英語学習は以下の7ステップで行います。

少し多いですが慣れれば大したことありません。頑張りましょう!
- レッスンを一通り聞く
- 本文をディクテーションする
- テキストを確認して答え合わせ
- 日本語訳と知らない単語をチェック
- 英文テキストを全て読み込む
- 本文・例文をシャドーイング
- 日本語を見て英語で言えるようにする
一つ一つ具体的に説明していきますね。
1. レッスンを一通り聞く
まずは音声のみでレッスンを一通り聞いてみます。
どんな内容を学習するのかをざっくり把握するためです。
慣れて来たらこのパートは飛ばして2のディクテーションから始めて構いません。
2. 本文をディクテーションする
まだ、テキストは開かずに、音声を聴きながら本文をディクテーションしていきます。
※ディクテーションとは読み上げられる外国語を書き取ることです。

音声は何度聞いても、どこで止めても構いません。
「これ以上は無理…」と言うまで聞き取った英語をノートに書いてみましょう。
ポイント
「全然聞き取れない…」という方は、聞こえたことをそのまま日本語でメモ、もしくは()でくくっておきましょう。
私のディクテーションを例にすると、「next day」が聞き取れず、自分の中では「エクスティ」と聞こえたので、そのまま「エクスティ」とカタカナで書いておきました。

余裕のある方は、日本語訳もしてみると勉強になりますよ。
3. テキストを確認して答え合わせ
ここで初めてテキストを開きます。
テキストと自分がディクテーションした内容を照らし合わせながら赤ペンで修正していきましょう。

最初は赤で染まりまくると思いますが、大丈夫。続けてれば段々減ってきますよ!

赤ペンで修正する量が減っていくのが自分の成長を感じられて嬉しいんです。
4. 日本語訳と知らない単語をチェック
英文のチェックが終わったら日本語ではどういう意味なのか、日本語訳と英文を照らし合わせながら確認します。
また、意味の分からない単語や表現を見かけたら辞書を使ったりググったりして意味を把握しておきましょう。

自分だけのオリジナル単語帳を作るのもおすすめです!
5. 英文テキストを全て読み込む
文法や表現の解説が2ページ、例文が1ページあります。(下記図参照)

音声でも解説してくれるので聴くだけでも良いですが、可能ならば声に出して読みましょう。
6. 本文・例文をシャドーイング
次はまた本文に戻って何度もシャドーイングを行います。
※シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、影のように1、2語遅れで音声のあとを追いかける練習方法です。
シャドーイングについては、ATSUさんの動画が参考になります。
目安としては5~10回。本文・例文の両方で行うのがベストです。

感情をこめてシャドーイングできると、使える英語になっていきますよ!
7. 日本語を見て英語で言えるようにする
最後に、日本語訳だけを見ながら自分で英語を作ってみます。

できれば本文でやった方がいいですが、最後の3つの例文でやるだけでも十分効果はあります。
その際は、どんなイメージなのか、どんな文法を使っているのかを意識しながら音読しましょう。
ここまでの7ステップを大体1時間ほどで終えられるのがベストです。
自然とスピードは上がってくるので最初はあまり気にせずに。
やってみたけど微妙…

やってみたけどあまり理解できなくて微妙だった...
そんな方は、一度文法から確認してみるといいかもしれません。
大西先生が過去に手掛けたラジオ英会話の内容は、書籍としてまとまっているのでそれらに先に取り組むのも良いかもしれません。
もしくは同時進行で進めるのがおススメです。
ラジオ英会話の音声はどこで手に入れる?
ラジオ英会話の音声を聴く方法は大きく以下の3種類あります。(もちろん、普通のラジオでも聞けますが今回は除外しています)
- アプリで放送を聴く(無料)
- 音声ダウンロードチケットを購入する(有料)
- AmazonAudibleで音源を購入する(有料)
アプリで放送を聴く

上記のアプリを利用することでラジオ英会話を聴くことができます。
2つとも無料で聴くことができるのでコスパ最強です。
音声ダウンロードチケットを購入する
NHKから出版されている「音声ダウンロードチケット」を購入することで、何度でもラジオ英会話を聴くことが可能です!
値段が約1000円と少し高いのが難点ですね…
「語学プレーヤー」というアプリ上に音源をダウンロードする仕組みになっています。
Audibleで音源を購入する
AmazonのAudibleで購入することもできます。

Audibleの会員なら上下合わせて800円で購入できるので少しだけお得です。
Amazon Audibleについては【完全無料】Amazonオーディブルの無料体験 登録・退会方法にまとめてあります。
-
-
Amazon Audibleが英語学習に最適な7つの理由【デメリットもお伝えします】
続きを見る
どれで聴くのがいいの?

結局どれがいいんですか???
結論、好みで決めたら良いです。
「いや、テキトーか!」って突っ込まれそうなので、各サービスの比較表を作ってみました。
良かったら参考にしてください。

ラジオ英会話を続けるコツ
ラジオ英会話って安くて実用的で最強の教材なのですが、続けられる人がほとんどいません。
これからラジオ英会話を頑張っていきたいと思っている方に向けて、続けるコツを紹介します。
私はなんとか1年半ラジオ英会話を毎月続けられました。
その際に意識してたのはたった2つです。
- やる時間を決めておく
- 毎日必ず音声だけでも聞く
やる時間を決めておく
とにかく、「いつやるか」は固定していました。
- 大学生の時は授業後17時から1時間
- 教員の時は出勤前朝30分
というように、あらかじめ時間を決めてラジオ英会話に取り組んできました。
「この時間に絶対やる!」と決めておくだけでも継続しやすさが全然違いますよ!

毎日必ず音声だけでも聞く
英語は継続ゲーム
です。
続けられた人だけが話せるようになり、英語ができるようになります。
どれだけ忙しくても、音声を流すだけでいいので英語に触れるようにしましょう。
たった5分でも構いません。とにかく毎日英語をする!と決めていればだんだん習慣になっていきますよ!
上記2つのことを意識しながら勉強していくと、聞き取れる英語が増えたり、口から自然と英語が出てきたりするようになってきます。
自分を信じてコツコツ積み重ねて学習していくのが大切です。
効果を感じられる目安は3ヶ月後ぐらいです。そこまで根気よく頑張りましょう!
まとめ
まとめ
ラジオ英会話学習7つのステップ
- レッスンを一通り聞く
- 本文をディクテーションする
- テキストを確認して答え合わせ
- 日本語訳と知らない単語をチェック
- 英文テキストを全て読み込む
- 本文・例文をシャドーイング
- 日本語を見て英語で言えるようにする
ラジオ英会話継続のコツ
- やる時間を決めておく
- 毎日必ず音声だけでも聞く
繰り返しになりますが、勉強を継続すればTOEICで900点も夢ではないですし、話すこともできるようになります。
まずは3ヶ月を目標にラジオ英会話を続けてみましょう!
継続のコツはなぜ英語学習(独学)を3年間続けることができたのかにもまとめてあるのでよかったら参考にしてみてください。
本記事が英語学習者の方にとって、少しでも役に立てばうれしいです。
英語の勉強、頑張りましょう!