【体験談】小学校教員から民間企業に転職した理由と今

スポンサーリンク

わたしは、2020年4月、小学校教員から民間企業に転職をしました。

転職することを決めてから現在の状況まで、私の体験談を書きました。転職をしようか悩んでいる方に少しでも役立てばいいなと思います

たった一年で転職をしているので、「それは甘い!」とお考えの方がいることも承知していますが、あくまで個人の一意見として読んでいただければ幸いです。

1.転職を決めるまで

小学校教員の生活

高校2年の冬、教師になりたいと思い、教員免許を取得できる大学に進学。
4年後、講師でしたが晴れて小学校の教員になりました。(教採に落ちた)

4月1日、勤務初日から担任を任され、書類・授業・掲示物等を準備し、5日後には40人の子供を前に教壇に立っていました。

朝家を出るのは6時半、帰るのはいつも8時。土日も授業準備に追われ、ほとんど自分の時間は取れなかった。始めは起きるのすら憂鬱でした。

「今日も12時間勤務か...」と朝ごはんものどを通らなくなりました。

算数以外の授業をするのが嫌で嫌でたまらなかったです。

GW明けなんて涙が出るくらいつらかったのを今でも覚えてます。

ですが、3ヶ月もしたら、教師としての仕事にも慣れてきました。
一学期を終え、子どもたちの成長を間近で見れて、達成感を感じたのも覚えています。

子どもの成長を間近で見られるのは嬉しかったし、何より子どもたちがかわいかった。トラブルも多かったけど一人ひとりに気を配るよう努力し、より良い授業ができるように毎日試行錯誤してました。

「子どもたちのため。」そう言い聞かせながら。

一学期を終え、ゆとりができ、違和感を抱えている自分から逃げていたことに気づきました。

勤務4ヶ月で感じた違和感

たった4ヶ月しか働いてないくせに、何が分かるんだ」と言われるかもしれません。

しかし、私はたった4ヶ月で様々なことに違和感を持つようになってきたのです。

  • 毎日12時間勤務
  • 土日出勤
  • 残業代なし
  • 業務量の多さ
  • 周りの先生の成長意欲の低さ
  • 変わる気配のない学校教育
  • 変わらない無意味な宿題
  • 絶対評価という名の相対評価の通知表
  • 休みがとれない(有休含め)

中にはプライベート・家族を犠牲にしている先生さえいます。

「なんで先生たちは、当たり前のようにしているんだろう?」

「子どものため?」

自分は今後もそんなことは絶対できない。

「本当にこのまま教員として働いていていいのか?」と思うようになり、誰に相談するでもなく夏休みの8月ごろに転職を考え始めました。

転職を決めた理由

転職を決めた大きな理由は

  • 学校教育全体に対する不満
  • 教員として今後数十年働いていく未来が見えなくなった
  • 教員として働いていても自分自身のスキルの成長を見込めない
  • 休みを取りたい時に取れないのが苦痛

の4つです。

正直、転職をしようと思った時は「この仕事がいい!!!」なんてものは全くありませんでした。

恥ずかしい話ですが、高2から教員になることしか考えていなかったので他の職種と言われても、想像もつきませんでした。せいぜい営業ぐらい…(笑)

そんな私でも転職はできたので、無知な私のような人でも転職はできるという証明にはなりますかね。

2.転職活動について

始めに行ったこと

転職といったらエージェントを利用するべき!というのをネットで見つけ、とりあえず3社ほど転職エージェントに登録しました。

最初にRECRUITのアドバイザーの方と電話をして、とても感じの良い方だったので「この人にお願いしよう!」と思い、RECRUITをメインで使っていくことを決めました。

他のサイトは求人を見るために使用していました。(会社によって求人数も違うので)

転職活動開始(11月末)までに行ったこと

教員の転職は4月が一般的です。なので8月当初は転職について特にすることはなかった。

「自己分析をしておくといいですよ」とアドバイザーの方に言われたので、夏休みを利用して自己分析を行ったぐらいです。

メモの魔力についている100/1000の質問に答え、自己分析を行いました。

最終的に

  • 自分は学び続けることが好きで、努力することが得意
  • お金を稼げて毎日スキルアップが望める仕事

と、抽象的ではありますが、何とか絞りだし、アドバイザーの方と電話で面談を何度も行い業種を絞っていきました。

最終的にITと営業の中から探していくことに決め、職務経歴書の作成に取り掛かり始めたのが8月末頃。

書類作成の際RECRUIT側が丁寧に添削してくださりとても助かりました。

学校の勤務状態も変わらず(11時間ほどの勤務)だったので、土日や平日の夜を利用してこまめに面談→経歴書修正という感じで進めました。(9月ごろ)

2学期は行事が多く、忙しいのでコツコツと。

  • お風呂で求人を探す
  • 朝、役立ちそうな資格を勉強(TOEIC等)

という形で進めてきました。

11月末までには10社ほど、受けようと思う会社を絞りました。

面接と内定

12月に入ったころ、4月入社の求人が増えてきたので面接を申し込みました。

結果的に書類審査を通ったのは3社。仕事が忙しく、有休をとって面接を受けに行く余裕は0です。

そこで、冬休みに絞り、面接を受けに行きました。冬休みのほとんどは転職活動だったというわけです。

ここでも、アドバイザーの方は面接の練習などを無料で行ってくれましたので、感謝しかありません。

結果的に第一希望は落ち、第二希望だった会社に内定を頂くことができ、その会社に無事就職することができました。

3.今勤めている会社

現状

現在、民間のIT企業で正社員として働いています。

しかし、コロナの影響で大きなダメージを受けてるというのが実情です

どこかの企業に派遣されて働くのですが、募集をしている会社が全くないのです。ましてや未経験。

自宅待機を言い渡され、給与も教員時代と比べると半分ぐらいです。

給与を見ると、「転職しなかった方が良かったんじゃない?」と思うかもしれません。

ですが私としては、多くの時間を確保することができ、彼女と会ったり自身のスキルアップにかなりの時間を割くことができているので、確実に教師として働いていた時より充実しています。

良かった点 

転職をしてよかったなと思う点は

  •  研修があった
  •  自分の時間が確保できる 
  •  好きな時に有休がとれる
  •  残業がない

です。今後、派遣先で仕事が始まればどうなるか分かりません。

その時のことは今後のブログにも書いていきたいと思っています。

  

明確なイメージもなく始めた転職活動ですが、今現在、苦しいこともありますが、充実した毎日を送ることができています。

転職したら絶対成功する!わけではないですが、もし今不満や違和感を感じているなら、転職エージェントに登録するだけでもいいので一歩踏み出してみると、確実に人生か変わるということは断言できます。(良い方向か悪い方向かは分かりませんが笑)

やらずに後悔するより、やって後悔した方がいいですよね。

この体験談が、少しでも役に立ってくれたら嬉しく思います。最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。 

スポンサーリンク

-教員からの転職