どうも。まっきーです!

教員からの転職活動を始め、職務経歴書も完成。でも、履歴書の志望動機(理由)ってどう書けばいいんだろう?書く際の考え方を知りたい。ネットによくあるテンプレをマネするだけだと、オリジナリティでないし…できれば合格した人の志望動機も見たいなあ。
こんな悩みにお答えします。
本記事を読んで分かること
- 教員から転職する際の志望動機の書き方
- 志望動機を書く際の考え方
- 実際に使用した志望動機
志望動機っていざ書くとなると難しいですよね。教員採用試験とはまた違った難しさがあります。
私が転職活動をしている際、実際に使用した例文をお見せしますので参考にしてください!
私自身の体験に基づいた話であるため、異業種への転職の話がメインになります。
目次
志望動機とは
企業側は、志望動機を見ることで「どれくらい会社のことを知っているか」「入社に対する意欲はどれくらいあるか」ということを見極めようとしています。
よく混同しがちな自己PRと志望動機ですが、二つは以下のような点で異なります。
- 自己PRは自身の「人柄」や「スキル」を伝えるもの
- 志望動機は「自分」と「企業」の接点、企業に対する「熱意」を伝えるもの
このことは最低限頭に叩き込んで、志望動機を考えていきましょう!
教員が志望動機を書く際に注意する点

教員だけでなく、志望動機を書く際に陥りがちなミスがありますので予め確認しておきましょう!
- 教員を退職する理由はネガティブに書かない
- 抽象的な表現を避ける
- 教員でもできるじゃんと思われることを書かない
教員を退職する理由はネガティブに書かない
これは極端な例ですが、退職理由が「勤務時間が長いこと」であったとしても、これに関することは一切書かないようにしましょう。
他にも「教員より、○○の方が向いていると思った」などもネガティブな内容と捉えられますので注意しましょう。
抽象的な表現を避ける
「人の役に立つ仕事がしたい」「御社の理念に共感しました」など、聞こえはいいですがこのような表現は避けましょう。
その会社がいい理由が全く見えてきません。使っても問題はないのですが、その際は必ず具体例を記入しましょう!
教員でもできるじゃんと思われることを書かない
これは私もしてしまったミスなのですが、教員でもそれできるよね?と思われることも書かないようにします。
例えば「スキルアップ、専門性を高めたい」などもその一つです。
教員は教育のスペシャリストと企業側は考えています。そのため「わざわざ転職しなくても教員としての専門性を高めたらいいじゃないですか」と思われてしまうのです。
志望動機の書き方

教員採用試験を思い出してください。採用試験の時は教師への熱い思いを語るだけでよかったのですが、企業の場合は違います。
先ほども述べたように、「企業との接点」を具体的に述べる必要があります。
また、教員から未経験の異なる業種への転職は、大きな転換なのでその理由を強調することも必要です。
志望動機を書く際の流れは以下の通りです。
- 応募先の企業の魅力と教職では実現できないことを結びつける
- 実体験をベースに具体的に内容を記入する
- 「入社後、どんな仕事をしていきたいか、熱意等」をアピールする
1 応募先の企業の魅力と教職では実現できないことを結びつける
切り口は三つです。
- 企業理念・ビジョンに魅力を感じた
- 形のある商品に魅力を感じた
- 形のない商品に魅力を感じた(サービス提案など)
上記の切り口からどのように教職から異業種への転職を決定づけたのかを書いていきます。
営業への転職の場合は「数字や評価」という点で、教員とは決定的に違います。
評価や成果が目に見える仕事をしたいという点から私は攻めました。
2 実体験をベースに具体的に内容を記入する
企業の魅力を伝えた後、それがどう自分とつながりがあるのか(企業との接点)を実体験を用いて説明します。
例えば、「顧客第一の営業」を掲げている企業であれば、「子どもの成長を常に考え、相手の立場になってものを考える」ということと結び付けることができます。
具体例の部分がオリジナリティを出すために重要な部分です。
3 「入社後、どんな仕事をしていきたいか、熱意等」をアピールする
入社できたら、どんなことをしていきたいかを記入すると尚よいです!
応募する企業の○○の開発、○○の営業など、具体的に行いたいことを書きます。ですが、教員として働いていると実際の状況がイメージしにくいです。また、未経験ですので即戦力として働くのは正直無理があります。
なので、ここは少し抽象的でも構いません。
私が身につけた○○というスキル・経験は、御社の事業○○の問題解決に必ず貢献できると考えています。
のような感じで締めくくりましょう。
それでも書けなければ
「どんな流れで書くか分かったけど、それでもまだかける気がしない。」
そんな方は、自己分析もしくは企業分析が足りていない可能性があります。
自己分析が足りていないと思う方は、自分自身について見つめなおしましょう。
- 自分が実現したいことは何か
- 自分の強みは何か
- 今までどんなことを経験してきたのか(できれば小学生から)
これらを見直すだけでも、書きやすさが変わってきます!
企業分析が足りていないと思う方は、もう一度応募する企業について深く調べましょう。
- 企業理念、ビジョン
- 提供しているサービスや商品
- 代表のメッセージ
- 実際に入社した方々の話
これらの情報は、企業のホームページや転職サイトの求人情報、パンフレットなどで確認することができます。
自分の実現したいこととマッチする部分はないかを探しながら読むようにしましょう!
私が実際に使用した志望動機

私が実際に使用した志望動機をお見せします。「コンサル・エンジニア」の2つのパターンをお見せします。
ちなみに、どちらも書類選考・面接を通過しているものですので信頼性はあるかと思います。
ITコンサルタント応募時
「応募会社の強み」という貴社の強みに魅力を感じ、志望させていただきました。私は現在、教員として「児童の学力や人間性の向上」を常に意識して過ごしております。様々な考えをもつ児童と接する中で、「何に困っているのか」、「どのような声掛けがその児童に適切か」など、相手の視点に立って物事を考える力がつきました。IT業務について、未経験ではありますが現職で身につけたこのコミュニケーションスキルは、貴社で働く際にも必ず活かせると考えております。
エンジニア応募時
手に職をつけ、技術で勝負する仕事がしたいという強い思いから貴社を志望しました。チームでひとつのものを作り上げるという点にも魅力を感じております。専門的な技術を身につけ、多くの人の役に立ちたいと考えております。現在、教員として「児童の学力や人間性の向上」のため、日々、教員同士で授業や学級経営について、考えています。IT業務について、未経験ではありますが現職で身につけた、協力して物事を考える力は、貴社で働く際にも必ず生かせると考えております。
まとめ
・志望動機は「自分」と「企業」の接点、企業に対する「熱意」を伝えるもの
・志望動機の書き方
- 応募先の企業の魅力と教職では実現できないことを結びつける
- 実体験をベースに具体的に内容を記入する
- 「入社後、どんな仕事をしていきたいか、熱意等」をアピールする
・自己分析、企業分析は必ず行う。
教員からの転職を成功させたい!と思っている方の力に少しでもなれたらうれしく思います。
志望動機を書くのは自己PRを書くのと同じぐらい大変だと思いますが、困ったらこの記事を参考にしてみてください!
応援しています!ありがとうございました。