教員からの転職成功者が教える志望動機の書き方|例文あり

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履歴書の志望動機(理由)ってどう書けばいいの?
オリジナリティのある志望動機を書きたい

こんな悩みにお答えします。

志望動機をいざ書くとなると、なかなか思いつきません。

応募する企業によって、書き分けないといけないので、教員採用試験とは違った難しさがあります。

そこで、本記事では志望動機の考え方や書き方を詳しく解説します。

実際に使った例文もお見せするので、志望動機を書くイメージができるはずです。

記事を読んで分かること

  • 志望動機の書き方
  • 志望動機を書く際の考え方
  • 実際に使用した例文

志望動機とは

企業側は、志望動機を見ることで「どれくらい会社のことを知っているか」「入社に対する意欲はどれくらいあるか」ということを見極めようとしています。

よく混同しがちな自己PRと志望動機ですが、二つは以下のような点で異なります。

自己PR自身の「人柄」や「スキル」を伝えるもの
志望動機「自分」と「企業」の接点、企業に対する「熱意」を伝えるもの

このことを意識しながら、志望動機を考えていきましょう。

教員が志望動機を書く際に注意する点

志望動機を書く際に陥りがちなミスがありますので前もって確認しておきましょう。

以下3点は要注意です。

  1. 教員を退職する理由はネガティブに書かない
  2. 抽象的な表現を避ける
  3. 教員でもできるよね?と思われることを書かない

詳しく見ていきます。

教員を退職する理由はネガティブに書かない

これは極端な例ですが、退職理由が「勤務時間が長いこと」であったとしても、長時間労働に関することは一切書かないようにしましょう。

他にも「教員より、○○の方が向いていると思った」などもネガティブな内容と捉えられますので注意しましょう。

「この人は仕事を気分でコロコロ変える人なのか?」と思われてしまいます。

抽象的な表現を避ける

「人の役に立つ仕事がしたい」「御社の理念に共感しました」など、聞こえはいいですがこのような表現は避けましょう。

その会社がいい理由が全く見えてきません。

「使ったらだめ」というわけではないですが、その際は必ず具体例を記入しましょう。

教員でもできるじゃんと思われることを書かない

これは私もしてしまったミスなのですが、 「それ教員でもそれできるよね?」と思われることも書かないようにしましょう。

例えば「スキルアップ、専門性を高めたい」などもその一つです。

教員は教育のスペシャリストと企業側は考えています。

そのため「わざわざ転職しなくても教員としての専門性を高めたらいいじゃないですか」と思われてしまうのです。

志望動機の書き方

志望動機の書き方を具体的に解説していきます。

採用試験の時は教師への熱い思いを語るだけでよかったのですが、企業の場合は違います。

先ほども述べたように、「企業との接点」を具体的に述べる必要があります。

また、教員から未経験の異なる業種への転職は、大きな転換なのでその理由を強調することも必要です。

志望動機を書く際の流れは以下の通りです。

  1. 応募先の企業の魅力と教職では実現できないことを結びつける
  2. 実体験をベースに具体的に内容を記入する
  3.  「入社後、どんな仕事をしていきたいか、熱意等」をアピールする

1. 応募先の企業の魅力と教職では実現できないことを結びつける

切り口は3つです。

  1. 企業理念・ビジョンに魅力を感じた
  2. 形のある商品に魅力を感じた
  3. 形のない商品に魅力を感じた(サービス提案など)

上記の切り口からどのように教職から異業種への転職を決定づけたのかを書いていきます。

営業への転職の場合は「数字や評価」という点で、教員とは決定的に違います。

まっきー

評価や成果が目に見える仕事をしたいという点から私は攻めました。

2. 実体験をベースに具体的に内容を記入する

企業の魅力を伝えた後、それがどう自分とつながりがあるのか(企業との接点)を実体験を用いて説明します。

例えば、「顧客第一の営業」を掲げている企業であれば、「子どもの成長を常に考え、相手の立場になってものを考える」ということと結び付けることができます。

具体例の部分がオリジナリティを出すために重要な部分です。

3. 「入社後、どんな仕事をしていきたいか、熱意等」をアピールする

入社できたら、どんなことをしていきたいかを記入するとよいです。

応募する企業の○○の開発、○○の営業など、具体的に行いたいことを書きます。

ですが、教員として働いていると実際の状況がイメージしにくいです。また、未経験ですので即戦力として働くのは正直無理があります。なので、ここは少し抽象的でも構いません。

私が身につけた○○というスキル・経験は、御社の事業○○の問題解決に必ず貢献できると考えています。

のような感じで締めくくりましょう。

それでも書けなければ

「どんな流れで書くか分かったけど、それでもまだかける気がしない。」

そんな方は、自己分析もしくは企業分析が足りていない可能性があります。

自己分析が足りていないと思う方は、自分自身について見つめなおしましょう。

自己分析の観点

  • 自分が実現したいことは何か
  • 自分の強みは何か
  • 今までどんなことを経験してきたのか(できれば小学生から)

これらを見直すだけでも、書きやすさが変わってきます!

企業分析が足りていないと思う方は、もう一度応募する企業について深く調べましょう。

企業分析の観点

  • 企業理念、ビジョン
  • 提供しているサービスや商品
  • 代表のメッセージ
  • 実際に入社した方々の話

これらの情報は、企業のホームページや転職サイトの求人情報、パンフレットなどで確認することができます。

自分の実現したいこととマッチする部分はないかを探しながら読むようにしましょう!

私が実際に使用した志望動機

私が実際に使用した志望動機をお見せします。「コンサル・エンジニア」の2つのパターンをお見せします。

ちなみに、どちらも書類選考・面接を通過しているものですので信頼性はあるかと思います。

ITコンサルタント

「(応募会社の強み)」という貴社の強みに魅力を感じ、志望させていただきました。私は現在、教員として「児童の学力や人間性の向上」を常に意識して過ごしております。様々な考えをもつ児童と接する中で、「何に困っているのか」、「どのような声掛けがその児童に適切か」など、相手の視点に立って物事を考える力がつきました。IT業務について、未経験ではありますが現職で身につけたこのコミュニケーションスキルは、貴社で働く際にも必ず活かせると考えております。

ITエンジニア

手に職をつけ、技術で勝負する仕事がしたいという強い思いから貴社を志望しました。チームでひとつのものを作り上げるという点にも魅力を感じております。専門的な技術を身につけ、多くの人の役に立ちたいと考えております。現在、教員として「児童の学力や人間性の向上」のため、日々、教員同士で授業や学級経営について、考えています。IT業務について、未経験ではありますが現職で身につけた、協力して物事を考える力は、貴社で働く際にも必ず生かせると考えております。

振り返りも兼ねて、ITエンジニアの志望動機を分解してみてみましょう。

志望動機から端的に(魅力を感じた)
手に職をつけ、技術で勝負する仕事がしたいという強い思いから貴社を志望しました。 チームでひとつのものを作り上げるという点にも魅力を感じております
実体験ベースに志望動機とつなげる
現在、教員として「児童の学力や人間性の向上」のため、日々、教員同士で授業や学級経営について、考えています。
入社後の熱意を伝える
IT業務について、未経験ではありますが現職で身につけた、協力して物事を考える力は、貴社で働く際にも必ず生かせると考えております。

基本的な骨格部分をテンプレとして活用すれば、使いまわしできます。(系統の似ている企業に限る)

実際、???となるところもありますが、教員からの転職で書ける志望動機はこんなレベルです。実際、この志望動機で書類通過も出来ました。

志望動機の書き方まとめ

志望動機は「自分」と「企業」の接点、企業に対する「熱意」を伝えるもの

これを念頭に、以下のプロセスで志望動機を考えます。

  1. 応募先の企業の魅力と教職では実現できないことを結びつける
  2. 実体験をベースに具体的に内容を記入する
  3.  「入社後、どんな仕事をしていきたいか、熱意等」をアピールする

うまく書けない場合は、企業分析や自己分析をもう一度やってみてください。

 

教員からの転職を成功させたい!と思っている方の力に少しでもなれたらうれしく思います。

志望動機を書くのは自己PRを書くのと同じぐらい大変だと思いますが、困ったらこの記事を参考にしてみてください!

教員からの転職で必要になる、職務経歴書の書き方も例文付きで解説しています。あわせて読んでみてください。

参考:教員からの転職を成功させる職務経歴書の書き方

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